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たいがのゆううつ

このサイトはマイペースに二次創作や漫画・小説などを淡々と更新していきます。過度の期待はしないでください。あとPCのデスクトップから3m離れて見やがってください。

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涼宮ハルヒの憂鬱の二次創作を中心でやっていく方針です。あと自身の日々の徒然なる日記好きなラノベの紹介等も書いていきます。

社会人になり5年経ち、色々と考えなければいけない時期に来ているかも

最近はラブライブの曲ばかり聴いています
ラブライバーに、私はなりたい・・・

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製本作業完了。これから連続SS投稿します その五

今までの出来事は全部壮大な夢だったんだよ!!!
な、なんだry

今回が時間軸としては現代に一番近い場面です
今回はまたまた黒猫さんに活躍してもらいました

黒猫を書いててけっこう楽しかったなw

「……というわけだったのでござるよ」

回想から再び自宅の部屋へと戻る。
わたくしは嬉々としながら前方にいる「友達」に話していた。

「……ふうん、貴女にそんな過去があったとはね」

「いや~お恥ずかしいことです。まさか黒猫氏が『あの時』のことを覚えているとは全く思っておりませぬゆえいきなり問われて驚いてしまいましたぞ」

「私だってびっくりしたわよ。あなたがそのバンダナをかぶっていなければ気づいてなかったと思うわ」

「京介氏ときりりん氏がいなくてよかったでござる。さすがに気恥ずかしいですからね」

「全くつまらないわね、何故こういうときにあの兄妹はいないのかしら」

「ははは、仕方ないですな。残念、残念」

笑いながら返したが、実際こんな過去をたとえ友達相手だろうと話すのは遠慮したいところなのだ。それこそ穴があれば入りたい気分になる。

「で、先程の話に戻るけど、一回目のオフ会の時から既に私たちに気づいていたのね?」

「はい。黒猫氏は待ち合わせのときから、きりりん氏と京介氏は雰囲気で感じ取りました」

「よくわかったわね。この夜魔の女王の衣装に包まれた私は完璧に別人だったはずなのに」

「いや、黒猫氏のオーラは以前から変わっていないようでしたのですぐわかりましたよ」

「さり気なく傷つくことを言うのね。…でもその通りね、昔からみんなに変わらないと言われているのだから」

フッと自虐的な笑みを浮かべながら黒猫さんは外が見える窓側に立った。
そして切なさの残る表情で外を眺め始めた。

「……あの?」

「貴女は平気だったの? あの時からずいぶんと変わってしまったようだけれど」

「な、なにを申しますか。拙者はいつもと変わりませぬぞ?」

「そうかしら? 貴女は一般的な学生時代とは程遠い環境で生活してきて、その度に変わっていく貴女自身とその過去を簡単にさらしてしまったけれど、本当に大丈夫なの? と聞きたいのよ。仮にその相手が信頼できるだろう相手だとしても、ね」

「は、ははは。な、なにを……それしきでへこたれる拙者では…」

「じゃあ………今の貴女の目から流れているものは何なのかしら?」

「え?」

気づいた時には冷たい液体が頬を伝って流れていた。
どうしてまた流しているの? わたくしは「あの時」に全部流し尽くしたはず? なのになぜ?

「ちょっと悪いけどこれは取らせてもらうわ」

「え? ……ってちょっとめがね、返して、ください!」

黒猫さんはわたくしが目から流れている滴に気を取られている隙に、バジーナの証しである眼鏡を取ったのだ。

「返して…まだ…この姿は……慣れないの…」

「駄目よ。嫌でも慣れないと貴女は一生その眼鏡の後ろで逃げ回っていることでしょうからね」

「に、逃げてなんか…! こんなものがなくとも、わたくしは…!」

「……悪ふざけが過ぎたわ。あなたには謝らなければいけないことがあったから、ちゃんと目を見て話したくて」

黒猫さんはその前に会話の時とはうって変わってしょんぼりとした表情になった。

「貴女がこんなにも苦しんでいるのに気づいてあげられず、よく友達と言われたものだわ。…………ごめんなさい」

「……なぜ、黒猫さんが、謝られるのですか? 謝らなければならないのは………わたくしですのに」

「なぜ貴女が? 私には心当たりが全くないのだけれど」

「ほら、初めて黒猫さんとお会いになられたときに、帰り道で、こう呟かれたではないですか。『それならその友達は大切にしなくてはね』と。わたくしは、自らの手で、大切な親友を、失ってしまいました。約束……果たせなかったのですよ?」

「ああ、あれは………いやそんなことより、私にこれだけは言わせてちょうだい」

何か言おうとしたことをはぐらかした気がしたが、それを忘れさせるくらい真剣な眼差しでわたくしを直視した。

「貴女の過去でどのような人間関係を築いてきたのかはわからないけど、貴女のやってきたことは決して無駄なんかではなかった。だからこそ私と出逢い、あのビッチと出逢い、先輩やその仲間たちと出逢った。これのどこが選択肢を間違ったの? それとも、私たちと関わっていることなんて貴女にとってそんなに軽いものなのかしら?」

「それは違います!……………でも、きりりんさんが、いなくなった、ときには、やはり、自分が……」

「あれはビッチ自身の性格の問題よ。貴女は一パーセントも悪くないわ」

「でも……でも……」

「はぁ~全く、仕方がないわね……」

そう言うと黒猫さんは泣き崩れているわたくしを優しく抱擁して、思わず呆然としてしまった。

「黒猫さん、なんで……?」

「今日は私が一日そばにいてあげる。そしていくらでも泣きなさい。今まで溜めこんでいた分を全部残さずに。これで貴女がすっきりするのなら安いものだわ」

「うぅ……」

「大丈夫よ。私たちは『友達』じゃない? これくらい当然じゃなくって?」

「……ひぅっうぅえぅ」

「…あとでビッチには釘を刺しておかなければいけないわね。しかしその『彼女』とやらも可愛くないわね。まるで誰かさんみたいで」

黒猫さんが呟いているのも気にせず、わたくしはひたすら泣き続けた。黒猫さんの制服を掴みながら膝元で子供のように。顔なんて涙や鼻水でひどく崩れているかもしれない。そんなことも気にせず泣き続けた。
黒猫さんも、わたくしから離れることは、なかった。

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