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たいがのゆううつ

このサイトはマイペースに二次創作や漫画・小説などを淡々と更新していきます。過度の期待はしないでください。あとPCのデスクトップから3m離れて見やがってください。

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涼宮ハルヒの憂鬱の二次創作を中心でやっていく方針です。あと自身の日々の徒然なる日記好きなラノベの紹介等も書いていきます。

社会人になり5年経ち、色々と考えなければいけない時期に来ているかも

最近はラブライブの曲ばかり聴いています
ラブライバーに、私はなりたい・・・

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私はSOS団副団長(4)+α

「・・・」

「・・・」

午後三時を過ぎた時刻。部屋全体に沈黙が漂う。あるのは早すぎる冬支度のこたつと様々な文庫本が納めてある棚だけの非常に殺風景な部屋。この空間を二人の男女が支配していた。彼らは、相手を見ているのかいないのか無機質な表情でずっと互いの顔を黙視している。この状態が朝からずっと続いているのだ。

常人からしたら異様に見えるであろう光景。それもそのはず、うち一人が先程から相手の腹を探り続けているからだ。彼女、長門有希は戦争で敵国の情報を慎重に調査する軍人のように相手のあらゆる箇所について情報を見出そうとしていた。それぐらい相手がイレギュラーである存在だということだ。

「・・スキャン完了。この世界における悪質な異分子的要素はゼロ。」

「・・・」

男の方は未だ沈黙を続けている。聞いてるかいないのか分からない表情で。

「この結果に、私は困惑している。貴方は外見こそ私たちと類似しているが、この世界においての不確定要素であることには間違いない。情報思念体もその他の派も、貴方のような対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェースを作った覚えはないと困惑を隠しきれない」

彼女と男は登校時間に出会った。マンションの自動ドアの入り口で彼女を待ち構えるようにその男は立っていた。彼女と似たような髪型、180はある細い長身、トレードマークと思われる眼鏡を掛けた知的な雰囲気を漂わせる青年。
彼は彼女にゆっくりと近づき、

「・・・貴女に話がある。中で」

そう言いつつ、彼女を絶対ここから通させないと主張するかのように巨大な石柱の如く立ち塞がる。
彼女は彼の様子にも気にも留めない様子で、自分の部屋へ彼を招く。

「・・来て」

そして、現在に至る。

「私が何故貴方が待ち構えていたことに気付かなかったのか、よく分からない。貴方のような有機生命体が近くに存在すれば、確実に気付くはず。なのに気付かなかった」

彼女の眼差しが一段と鋭くなり、喋る口調も無意識に早くなっていく。

「貴方の目的を、」

「貴女の観察対象は誰?」

初めて話したかと思えば自分が話している時に口を出されたので、彼女は面食らった。

「それが答え。貴女が聞きたいことに直結する。それと同時に、私が貴女に伝達するべきものにも該当する」

彼は表情を変えず澄ました顔でいる。対して彼女の方は、表情にこそ表わしてはいないものの彼の言ったことに理解できず、゛困惑゛の色が滲み出ている。

「貴女の観察対象の名は?」

「…涼宮・・・・ハルヒ」

得体の知れない人間にこちらの情報を知られるのが危険な事は百も承知だが、彼の、静かだが圧倒的な圧力に押されたのか、口を開いてしまった。

「・・・そう、やっぱり」

彼は何かを悟ったように寂しそうに溜息をした。それを見た彼女は、何故か彼にどこか親近感に似たものを感じた。よく分からないが、自分自身を見ているような・・・。

「私からも貴方に聞きたい。貴方の・・・観察対象は誰?」

「私の観察対象は・・・」

彼は一呼吸置き、躊躇う様な仕草を見せたが振り切って言葉を続ける。

「涼宮・・・・」

次に彼が発した言葉で、彼女はすべてを理解する。何処の者とも知らない目の前の人物が何故自分の前に現れたのか。そして、彼に感じた親近感の正体も。


・・・・・・・・・・


「ハルヒコ君です!!」

「ひゃ!?」

所変わり、学校のとある教室で背が平均より幾分低い男子生徒と女子生徒。その男子生徒は数分前から要領を得ない説明をしているからか、女子生徒の方は訳が分からず慌てふためいている。

「涼宮ハルヒコ君です!彼が新しくこの時空間を作り上げたんです!」

「え~え~っとぉ・・・さっきから何を言ってるのかさっぱり・・」

「だ・か・らぁ!!涼宮君が!!」

先程からこの流れの繰り返し。誰か止める者がいなければ半永久的にこの行為を繰り返すのだろうか。

彼女が彼と出会ったのは30分前。古泉一樹と別れ、担任に頼まれていた物を渡しに職員室へ行こうと渡り廊下を過ぎようとした時、男子生徒とぶつかってしまった。二人とも尻もちをついてしまい、ぶつかった額をさすった。

「いたた・・・すいません、ここの階の知人を探してて・・」

「いったぁ・・・ふぇぇ、すいません。怪我はありませんか?」

「いや、大丈夫です・・・え?」

彼は彼女を見た途端、口をパクパク動かし呆然としていた。

「あのう、ほんとに大丈夫でしょうか?」

「・・・すいません、ちょっと付き合ってもらえませんか?」

「わかりました、私もぶつかった所が痛いのでお付き合いさせて頂きます」

彼が妙に真剣な顔になったのが気になったが一緒に行ったほうがよいかと思い、彼と保健室に向かうことにした。しかし、

――この人、わたしの学年にいたっけ?そういえばさっきこの階の友達を探していると言っていたような。この階ってわたしの学年だけど見たことないな?

彼女が彼について違和感を覚えたのと同時に、保健室とは全く関係ない教室に彼が入っていく。

「ちょ、あの、そこは教室ですよ?保健室はあっちです」

「いいんです、ここの方が都合がいいんですから」

貴女も、と言われいわれるまま入ってしまった。
そこから冒頭の彼の叫びへと繰り返す。

「もう一回言いますよ!?これは涼宮君が!」

「すいませぇ~ん!もっと要領良く話してくださぁ~い!!」

その時、教室の戸が開かれた。そこには彼女の良く知る人物が息を切らして叫ぶ。

「「朝比奈さん!ここですか!・・・あ?」」

よく見ると、彼の隣りには見知らぬ女性が、彼とともに叫び、ともに間抜けな声を発する。


非日常・・・もとい混沌とした日常がここから始まる。

続く


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