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たいがのゆううつ

このサイトはマイペースに二次創作や漫画・小説などを淡々と更新していきます。過度の期待はしないでください。あとPCのデスクトップから3m離れて見やがってください。

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涼宮ハルヒの憂鬱の二次創作を中心でやっていく方針です。あと自身の日々の徒然なる日記好きなラノベの紹介等も書いていきます。

社会人になり5年経ち、色々と考えなければいけない時期に来ているかも

最近はラブライブの曲ばかり聴いています
ラブライバーに、私はなりたい・・・

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後半・その一

暑さがようやく治まったと思えるくらい、半袖のYシャツだと肌寒いと感じた時刻8:30。
 
 朝のHRが済み、一限目の数学が始まった。数学担当の男教師が今日の課題となっている問題を黒板に書き込んでいく。チョークを滑らかに素早く書きこんでいるのはいいのだが、俺はこの課題に一切手をつけていないのはどうしたものか。はっきり言うのもなんだが数学担当の男教師が課題をやってきたかと聞くまでにその重要事項に全く気付かなかった。谷口と国木田が何故俺に教えなかったのかその詳細を後で問いただす必要があるな。
 とにかく、俺が今できることは自分のところに当てられないことを祈ることしかないということだ。今からでは何歩譲っても問題が解ける自信がないからな。

 さて、早朝からこんなにも悠長に現在起きている自身に対する危機的状況を述べているわけだが、それどころではなかったな。もっと異常な事態がこの教室・・いやこの学校全体で起きているかもしれないことなのだ。俺の周りの奴らのオドオドして落ち着かない様子からもみてとれるだろう。
 ・・・何?何を言っているかわからないって?・・・わかった、それでは質問するが、

俺の隣の席にいる人物は誰だと思う?

見た感じは、そのまんま女子高生って感じである。ただし、まだまだ若い高校生という身分のくせしてとてもやる気のなさそうに授業に耳を傾けて、かつ長門のような体形で俺好みのポニーテールをしているそいつのことだ。

はっきりと言わせてもらおう。俺の布団の中にいた奴である。

それだけではない。教室全体を見渡しても、一人は見なれた奴、その隣の奴はどこの誰かもわからない奴という状況で、当然谷口や国木田の隣にも本来いるべき生徒は何処にもおらず、妙にその二人にオーラが似ている女が座っている。谷口の隣に座っている奴も似たようなアホなオーラを漂っている上に髪がオールバックな女だから色んな意味で面白いかもしれない。
それだけでも異様な雰囲気であるが、その雰囲気を作る最大の要因は、俺の後ろの席だ。いつも傍若無人、天上天下唯我独尊を常とする我らが団長・涼宮ハルヒが欠席しているのだ。それもその隣の席も含めてだ。
なぜこのような状況に陥っているのか。それを知るためには、前日に起きた事について話さなければならない。少し長くなるが聞いていただきたい。

「なあ、お前のことをこれから相棒と呼んでいいか?」

「はあ?何でだよ?普通に俺のあだ名で呼べばいいじゃないか?」

「自分のあだ名を呼ぶのは勘弁願いたい。そのあだ名はあまり好きではないからな。かといって他に良い名称が思い浮かばん」

「だからとって、それは・・・ってちょっと待てよ!?」

「時間がないんだろ?急ぐぞ!」

呼び名についてあれこれ言いながら走り続ける。俺と夜中にベットで出会った相棒(幕間参照)は急いで学校に戻り目的となる場所へこれから行くのだ。途中の学校の坂道を走っていくのは久しぶりな気がした。
息を切らしながら相棒に問いかける。

「それで、これからどこに行くんだ?」

「文芸部室だよ」

やっぱりそうか・・・。そんなところだと思っていたよ。大体目星はついたのだが、一応念を押して今一度問いかける。

「で、そこへ何しに行くんだ?」

「お前なら俺のやることは大方分かるはずだと思ったんだが、見当違いだったか?」

「すまん、悪かったな。この状況じゃ、俺達で解決することは難しいだろうな」

「そういうことだ。なんだ、わかってんじゃないか」

つまり、今の俺たちでは完全に駒不足というわけだ。いくらわからないことを考えてもそれを考える上での知識がない限り分からないままなのだ。だから、いつものように長門と古泉に頼もうとしたのだ。
それも当然の話である。異次元(?)からやってきた俺の隣で走っている奴も原因はわかっても、どうしたら元の世界に戻ることができるのかが全く分からないらしい。重要なので何度も言うが宇宙人と未来人の力が絶対に必要不可欠なのである。まあ今回の件でも全面的に長門に頼らざるを得ないのは俺としても胸が痛くなる。
こうして俺たちは北高の校舎に到着した。相棒は上履きを持っていなかったので谷口の物を頂戴させていただいた。減るもんでもないし、大丈夫だろう。
運が良いことに、校舎には教師、生徒誰一人いなかった。HRも終わり、皆部活動に没頭しているのだろう。その証拠に外では野球部の練習姿が確認でき、校内では吹奏楽部の楽器音が文化棟から結構離れているのにもかかわらず聞こえてくる。途中で教師(特に担任の岡部には見つかるのはまずい。今日はずる休みをしているからな)に遭う事もなく、部室棟へと続く廊下ををそのまま走ろうとした時だった。

「ちゃんと聞いてますか!!」

突然の大声に俺も相棒も肝を抜かれた。俺たちはその声のした方へ振り向いた。そこは現在使われていない空き教室だった。

「もうよくわかりませんー!誰か助けてくださ~い!(泣)」

大声を放った奴は少々子供っぽい声の男だが、何故そこに朝比奈さんがいるんだ!?もしかしたら朝比奈さんに付きまとう朝比奈ファンクラブの一人か!?俺を出し抜いて朝比奈さんと二人っきりになるとはいい度胸じゃあねえか。しかも泣かせていると知ったら、本来ならば鶴屋さんがやらなくてはいけないのだが、そうもいってられまい。ファンクラブの規約を破り、朝比奈さんを困らせるとどうなるかこの俺が優しく教えてあげなくてはな。

「あ・・・この声はもしかして」

「行くぞ、相棒」

「え、何・・てちょっと待てよ。ていうかだから相棒って呼び方はやめろ!」

相棒が叫んでいるのを無視して、俺は戸を開けた。朝比奈さんに手を出す奴はどうあっても許さん!!

「朝比奈さん!大丈夫ですか!?・・・あ?」

「ちょ、いきなり止まるな!・・・あ?」

「「あ」」

なんとも間抜けな沈黙が広がった。中には朝比奈さんと全く面識のない少年が並んでいた。この空間にいる全員が小口を開けて茫然としていた。それを相棒が、

「やっぱり朝比奈さんじゃないですか~。こんなところでなにしてるんですか?」

と懐かしの気持ちを込めた言葉で解除した。

「あ!キョンさん!ちょうどいいところに来ました!本当は他の人にも伝えなければいけないんですが長門さんも古泉さんもいないのでどうしようかと思ってたらこっちの世界の人が現れたので説明してたんですよ!だけど全然わかってくれなくて・・・」

「あのう・・・俺もよくわからないのですが。具体的にどうしたのですか?」

「もうすぐ涼宮君がヤバいんです!それでこの世界も大変になっちゃうんです!」

相棒を見ると、額に手を当てて呆れた顔をしていた。要領を得ない説明と変な方向で一生懸命なところが目の前にいる栗色の髪の少女にそっくりなのだが、まさか・・・違うよな・・?

「・・まあ、いいか。とりあえず混乱を避けるために自己紹介をしとくが、この人は朝比奈みつるさん。もう分かっているとは思うが、そこの困っている上級生の先輩と同一人物だ」

まあ・・そうだとは思っていたさ。この空き教室に入った直後からな。顔の容姿から何やら見比べれば早々に気付くことができたよ。

「というわけで俺たちはこれから文芸部室に行くので朝比奈さんも一緒についてきてください」

「え?どうして文芸部室なのですか?」

「それは着いてから話しますのでとにかくついてきてください」

相棒と朝比奈さんと同一人物だという少年が教室から出ていくとき、俺の知っている朝比奈さんが非常に困った顔で質問してきた。

「あのう・・キョン君、私ものすごく置いてきぼりなのですが、この人たちは一体誰なのでしょうか?話がついていけなくて」

なんだか受験会場で迷い戸惑っている受験生のようにみえた。
大丈夫ですよ、貴女にも後で事情を説明しますよ。俺にだってこの状況をよくわかってないのですから。
そう言って、とりあえずこの人もついてきてもらおうように説得し文芸部室へと急いだ。
それから間もなく文芸部室に到着した。俺はいつもの確認のノックをせずドアを開けた。
そこには、既に先客がいた。長門と古泉、と俺らとは接点がない全くの部外者が二人いた。片方は男で長門が好みそうな本を姿勢よく読んでいた。もう片方は女で部室に置いてあったレトロゲームを古泉と楽しそうにやっていて、えらいべっぴんさんであることだけはよくわかった。一方古泉はいつもの裏のある笑顔の姿はどこにもなく、相手を睨みつける鋭い眼で威嚇しているように見えた。

「どうも、こんにちは。この世界の住人の方々」

第一声に彼女が挨拶代わりに述べた。

「・・・と私たちの世界の方々。・・なんてね」

彼女はガラスのような笑顔で俺たちに語る。ここにいる誰かと似たように腹黒さが感じるという事は、こいつは・・・。

「古泉。お前、何をやってるんだ?」

「ああ、貴方と朝比奈さんを待っている間暇を持て余していまして。彼と楽しくオセロをしていたんですよ」

相棒が彼女のことを『古泉』ということは・・・。しかし、俺にはとても楽しく遊んでいる雰囲気を感じられないが。少なくとも正体不明の彼女はともかく、俺の知っている古泉は無理やりやらされている様だけどな。

「そういうことじゃない。ハルヒコのことだ。あいつは今度は何をしやがったんだ?」

「おや?お気付きになっていませんでしたか?それではいたしかたない・・」

目の前の女が俺と朝比奈さんへ冷たい眼差しで眺めたのを確認した。

「言わなくても理解しているとは思いましたが。まず結論から言わせていただきましょう。もうすぐ・・・」

「彼が、やってきます」

「「!」」

「あとは言わなくてもわかりますよね?」

まさにその通り、彼と言うのが何者なのかはもはや聞く必要はない。既に察しが付いている通りだった。

「まあ少々残酷ではありますが、貴方がたには消えてもらうことになるでしょう。いや、貴方がただけではない。この世界全体が別の世界に創造されることでしょう。『彼』もそれを大いに望んでいるのですよ」

彼女は貴婦人のように高貴にかつ華やかでありながらも、罪人を何の躊躇もせず嬉々として処刑する場面を思い出すような黒々とした笑顔を俺と朝比奈さんに向けられた。人一人どころではなく世界全体を抹消するなど狂気としか言えないが、彼女を見ると半ば冗談を言っている様子が皆無なところが余計に恐怖心を付加させている。

どのような方法でやるのかは問わなかった。ハルヒを一番知っているのは俺を含めるSOS団であり、4月の件も含めてハルヒがどのようにして俺たちの平穏を奪っていったかを忘れてはいない。方法としては二種類だけだが、ハルヒが不機嫌になったときとこうなってほしいと願う時である。どちらも太刀の悪いものだが、前者の場合は閉鎖空間というハルヒの心底の世界を構成してしまうもので、以前、古泉が自身の能力を証明するために招待されたことがある。後者は多分、今までで一番多かったんではないか。普通の鳩が白い鳩に変わったり、猫が人間の言語を喋ったり一見問題ないように感じるが、今までの日常がハルヒの思い描く想像によって書き換えられてしまうのだ。つまり、非日常の世界となんら変わらなくなる。そんな理不尽な力が二つ同時に起こったらどうなるだろうか・・・?
俺自身が体験したさ。俺とハルヒだけしかいない、古泉いわく今までにない規模の閉鎖空間。今までに住んでいた世界を破壊するのを幼い子供のように望んだ。たったそれだけで今在る世界がなかったことになり、あの何もない、ハルヒ以外誰もいない閉鎖空間だけが残る・・・だろう、そんな体験を。
・・・それがまた現実として起きようとしているのだ。

過去のハルヒが起こした災難を下唇を噛み締めながら振り返っていると、古泉が申し訳なさそうな顔で話しかけた。

「どうもすみませんでした。こんなお見苦しいところをお見せしてしまって」

「謝罪なんて今はどうでもいいだろ。それより、あの女、もしかして・・」

「・・わかっておられましたか。正直僕も何が起きたのかよくわからなくてパニック状態でして、初めて出会ったときは何を言っておられたのか理解できませんでしたよ。今でもこれが本当に涼宮さんの力で起きた出来事なのか信用できない、しかし、このようなことができるのは神である涼宮さん以外考えられない・・・」

「もう一人いるだろ?長門の真っ正面に座っている奴がな」

そう、ハルヒと同等か、それ以上の力がある奴と言えば長門もとい宇宙人の存在を忘れてはならない。
もう口頭は不要だと思うが、長門の真っ正面にいるのは・・・

「お前の相棒がこういうふうに工作した・・・その可能性はないのか、長門?」

去年の12月18日、ハルヒの力を利用して世界を丸ごと改変させたことがあるのだ。この事件は長門自身の暴走によって引き起こされたらしい。がそうであるのならば何かその対応策があったはずだ。長門のストレスを少しでも軽くすることができたはずだ。それを俺は今でも後悔しているのだが、今回もそれに近いものではないだろうか?明らかに相手側に陰謀めいたものを感じるのが異なるが。
長門は俺の問いかけにゆっくりと首をこちらに向けた。憤りや恐怖などを押し切って平然を繕っているようにみえたのは勘違いだろうか?無理にいつもの無表情を作っているように見えた。

「そうなのかもしれない。またはそうではないのかもしれない。彼個人が不確定要素を大部分占めているため、私からの干渉では何も得られなかった。貴方や古泉一樹、朝比奈みくるの異次元同位体と思われる者に対しても同様なことが言える。」

「つまり、正体不明ってことか?」

「そう」

「そうですね、僕もその意見に賛成です。長門さんですら何の確証も得られていないこの状況は、今までの比ではないくらい危険なものとなっております。今は相手の様子を傍観するのが賢明かと」

確かに下手に動かない方がいいかもな。この状況・・・変な力を使った本人もいない事に加えて、さらに相手に拉致、ハイジャック扱いされている状態では逆に動きようもない。
それにしても・・ハルヒはどうしたんだ?この間学校を休んで本気で雪が降ると思ったわけだが、それ以降全く学校に姿を現さなくなった。あいつはどこで何をしているんだ?
ハルヒ・・・早く帰ってきてくれ・・一日でもあの太陽の様な笑顔を見たいと思ったのは長門の改変世界にいた時以来なんだぜ?

「さて、そろそろ彼が登場するころ合いなのですが…おかしいですね。まだ何の変化もない。長門さん、どう思いますか?」

「私からも涼宮ハルヒコがこの世界に来たという情報は確認されていない。通常なら…」

「「ひゃあ!?」」

その時、突然朝比奈さんとその相棒であろう少年が甲高い声で叫んだ。二人はまるで双子のようにキョロキョロと何かに怯えている。

「これは・・・何でこんなに強力な時空震が・・こんなこと・・よほどの時空間を改変しなければできないはずなのに・・」

「この時空震は・・・!?僕たちから凄い近くにある・・それにしてもこんなに強大な揺れを起こすなんて、やっぱり彼が・・・」

俺や古泉を置き去り二人は『時空震』というキーワード連呼していた。長門が世界改変を起こしたときに朝比奈さん(大)が言っていたアレか?

「そう。この校舎の屋上から異常な空間の歪曲が発生している。明らかにこの世界ではない人物を確認」

長門の相棒である青年が本を閉じ、天井を見上げて淡々と述べると古泉の相棒である彼女が続ける。

「ということは、この人物こそが涼宮さんですね。少々予定が変わりましたが基本線は脱していないのでよろしいでしょう。それでは、『彼』のもとへ行きましょうか」

嬉々としたスマイル顔の古泉の相棒が外に出ようとしたが、それを俺の相棒が彼女の肩を掴んで制止させる。

「待て、古泉。お前、本当に本気なのか?本気でハルヒコの・・・」

「本気以外の何物でもないですよ。貴女の言いたいことはわかります。確かに存在自体を抹消しなくてもよろしいかもしれない。しかし、私たちがここにいるという事実を願ったのも、世界を変えると願ったのも、他ならぬ涼宮さんなのですよ?・・・私は、涼宮さんにいつまでもついていくつもりです。」

「・・わかったよ。ちっ・・・やっぱ私がやるしかないのかよ」

「すみません。涼宮さんを監視・ストレス解消役が私なので」

第一声を発した時から人間味のない笑顔と黒々とした笑顔を使い分けていた古泉の相棒が、その時だけは何かに対して憂いのある表情で人間味のある顔・・・ように見えた。
二人が外に出たことによって必然的に俺を含めてぞろぞろと廊下に出ていく。目指すは今回の事件の親玉の下、部室棟の屋上へと俺たちは足を運ぶことになった。そこにはどんな奴がいるのか。
俺は口内に溜まっていた唾をまとめてゴクリと飲み込んだ。

今は、嫌な予感を抑え込むのに精いっぱいだ。








「・・・さっき強大なのとは別に、ものすごく小さい時空震があったけどあれってなんだったんだろう?とりあえず、ハルヒコ君に会ってから話せばいい・・かな?」

続く
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