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たいがのゆううつ

このサイトはマイペースに二次創作や漫画・小説などを淡々と更新していきます。過度の期待はしないでください。あとPCのデスクトップから3m離れて見やがってください。

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涼宮ハルヒの憂鬱の二次創作を中心でやっていく方針です。あと自身の日々の徒然なる日記好きなラノベの紹介等も書いていきます。

社会人になり5年経ち、色々と考えなければいけない時期に来ているかも

最近はラブライブの曲ばかり聴いています
ラブライバーに、私はなりたい・・・

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後悔と希望 後編 ・・・と日記

お久しぶりです。・・・ってこのブログで日記書くのまた空いたな~
とりあえず…今やっている仕事が色々な意味でヤバいです…。それはもう色んな面で…。
・・・書かなければよかったと、今は後悔している。…何て言う事を書いてるんだろう俺…

それはそうと、とらドラ!の狩野すみれさんのSSを更新しました。
タイトルは『後悔と希望』 です。(タイトル考えるの難しい…)
一応これで完結です。本編の部分はね(ぇ
というわけで外伝的な話をまた書くと思います。
でもその前にいい加減ハルヒSSも区切りをつけないと…間を何度も空けるから多分訳分からなくなっているかと思う;

あと、これからはSSは追記に置くことにしました。今まで追記の存在に気付いていない俺ってorz
とりあえずこれでまた整理されたはず。
SSを読まれる方は続きを読むからどうぞ。

さて、コミケが近づいてきたな。戦の準備でもするか(ぉ


『後悔と希望 後編』
あれから数週間が過ぎた。

以前講義や図書室などで、勉強で呆けていたり熟睡することもなくなり、いつものように気を引き締めて勉学に励むことができるようになった。それもこれも、今では腐れ縁でありホームステイ先の仲間であるマリーのおかげだ。最初の方こそこいつは口うるさくて余計な事に突っ込んできやがるお人好しだと思ったが、やはりこいつは今でもそれらのキーワードを外す事が出来ないハイな女だと思っている。それでも、そのキーワードの中に 『心の恩人』 と付け加えてやりたいとも思っている。
それぐらい、あの時の私はあの猛獣女と対峙した時と同じくらい、いやそれ以上の溜まりに溜まった感情を出したのだなと実感している。……主に目からな。あの時の私はどれぐらい自分自身を追いこんでいたのか。多分、生徒会選挙の日から私の内の時は止まっていたままだったのかもしれない。今は前へ進む事に抵抗は全くない。自身の夢に向かって日々鍛錬あるのみだ。

それでも、あの時とは違う何かが心の片隅に置いたままな気がする。それが何かは私にもわからないが、それが何かを考えることもしなかった。ようやく精を出せるくらいに勉学に励めるようになったんだ、今まで教授やマリーに随分と迷惑をかけた分を返なけらばいけないだろう。考えている暇はないんだ。

しかし、その正体不明な『何か』が意外な場面で、しかも予想外な人物により知ることになる。
発端はやはりマリーだった。
ある日、講義の間の休憩時間の時にマリーがこんな事を言い出した。

「すみれ、貴女今度の日曜日は暇?」

「あぁ?来週の日曜か?」

私とマリーは初めのころはほぼ同じ講義で授業を受け、一緒に図書館で勉強していたが最近はそれぞれ違う科目を受けているため一緒にいる時間がホームステイ先だけになっていた。そのような状況になってもいつもとマリーと関係は変わらなかったが、少し気になるのはあいつがここの主人から頼まれて買った食料品の中に、レターセットが混じり込んでいた事だ。あいつが文通しているなんて話は聞いた事がないし、それを不思議に思って確認しようとしたら忙しそうなふりをして荷物を持ってさっさとその場を去りやがった。
マリーが私に隠し事をするようになったのは初めてだ。だが、だからといってあいつを嫌いになることはない。数週間前のあの日まで私の方が隠し事をしていたのだから。何を隠しているのかなんて聞くのは言うまでもない、愚問だ。だから、私もあいつが話したくなったらいつでも聞いてやるように待っていてやるのさ。それが、今私ができることなんだよ。

「いいぞ。その日は空いているから久しぶりにどっか遊びに行くか?」

そのようなことがあった数日後にマリーがこのように誘い出したのだ。先程言った通り、最近は一緒の時間がとれなかったこともあり、あいつのためでもあるし、私自身の息抜きにもちょうど良い機会かと思ったから快く了承させてやった。

「ありがとう!それでね、行きたいところなんだけど」

「おお、どこでもいいぞ。あまり遠いところ以外はな」

「大丈夫!最近できたばっかりの遊園地だから!チケットももう買ってあるんだよ!」

へ~遊園地か、あの私たちが住んでいる街と通っている大学の中間あたりにあるところか~……あ?遊園地?お前が?
本人に言っては悪いが、とてもそういう娯楽を好んでいるようには思えない。こいつの趣味は、服やアクセサリ以外は文庫などの読書しか知らなんだぞ?…待てよ?以前確認したレターセット。もしかして……

「…わかった、それじゃあその日は空けとかないとな」

「お願いね!頼んだわよ!」

そうして、マリーは次の講義があると言って早足で去って行った。私は今日の講義は全て終わったのであとは図書室で勉強するだけだ。
図書館まで歩いている間、マリーの事について考えてみた。突然行った事のない遊園地に何故私を誘ったのか?さっき思いついたんだが、あいつもしかしたら誰かと会いたいがために私に頼んだんじゃないのか?男かどうかは知らないが、やはりあのレターセット、あいつが誰かと連絡を取っていたとしか思えない。私の考えは間違ってはいないとは思うんだがそれにしてもそれならば私を誘う必要なんてないんじゃないのか?そこがよくわからないんだが細かい事はこの際気にしないようにした。あいつが楽しんでくれればそれでいいからな。


そして次の週の日曜日。私とマリーは遊園地に着いた。時間は早く出たはずだが、既に12時を過ぎていた。

「おい、マリー。どうするよ、もう昼になっちまったな。どっかでめしにしてから乗り物に乗るか?」

「あ~いや、その心配は無用だから。もうすぐ彼らが……あ、ヤバ、言っちゃった」

「あぁ?『彼ら』?」

マリーの様子が明らかにおかしい。どことなく落ち着きがなくなっているのがその証拠だ。
やっぱりこいつ、私に何か隠してやがるな。
聞くのは愚問だと前に言ったが、やはり気になるので軽く問いただしてやろうと思った時、大通りの奥から他の一般客よりも派手に騒いでいる客の声が聞こえた。

「おい、もういい加減にしとけよ。ついさっき昼飯食ったばかりじゃないか」

「うるさい馬鹿犬、しょうがないじゃない。さっき食べたハンバーガーも美味しかったけど、あっちのチュロスっていうお菓子とかこっちの二段アイスクリームとか誘惑させる食べ物が悪いんだ。私が悪いわけじゃない」

「ははは、その逢坂の食べっぷりが俺は好きだぞ? 何なら、俺が買ってきてやろうか?」

「おま、そんなのいいって。あんまり甘やかすなよ」

「あんたはうるさい。……ごめん、ちょっと食い意地はりすぎちゃって…」

「気にするな、逢坂。まーいいじゃないか。みんなで食べようじゃないか」

他の客とは明らかに違う、賑やかな日本人客。…どこかで聞いた事のある声。それも一人ではない、この個性の塊である三人組。……逢坂?

「いや、てめえらかよ!?」

思わず大声で叫んでしまった。むしろここで叫ばずにはいられないだろうよ。

――何でてめえらがここにいるんだよ!? ここは日本じゃねえんだぞ。旅行は結構だが、いち高校生がこんな簡単に観光できるわけねえだろ。

「おぉ!?どこからか怒鳴り声が!? …あ?」

「あ……」

男二人が気付くより早く女の方が人間の動作とは思えない動きで私に接近し、問答無用で飛び蹴りをかましてきた。
もちろん、軽く払ってやった。

「よう、久しぶりだな逢坂。まだまだお前の馬鹿っぷりは健在だな」

「…うっさい。あんたに言われたくない」

逢坂は蹴りから着地すると素っ気なく言い、溜息を一つ吐き男二人の方へゆっくり歩きだした。
その男二人が駆け足で私たちの方へ向かっていた。

「大河!お前よそ様になんて事を…え? 狩野先輩?」

「あ……」

「声でもう分かってはいたが、やはり高須だったか。んでもう一人は…」

あいつは顔の表情が硬くなったまま動かない……か。まあしゃあないな、この状況じゃあな。

「……で、てめえらはここで何をしているんだ?」

「あらら前会長さん、見て分からないわけ?私たちはここの遊園地の美味しい食べ物を制覇しに」

「いや違うから。狩野先輩の留学仲間の人からアメリカの観光に招待されたんだろ?えっと、もしかして先輩の隣にいる人が…」

「あ、アハハ…。よ、ようこそ…」

私はマリーにどういう事だと説明を求めるよう睨みつけた。
マリーは予想外の展開で相当焦っているのか、ひきつった笑顔のまま固まって動かない。

「え、えっと………すみれさんと北村さん……ごゆっくり楽しんでいってね――!!ごめんなさい~!!」

ようやくぎこちなく手足を動かしたと思ったら、逢坂と高須の手を引っ張り全速力でこの場から去りやがった。
あのやろう…逃げやがったな。あとで詳しく尋問する必要があるようだな。
それはそうと……。

「…おい、北村。もっとリラックスしろよ。さっきから固まりっぱなしだぞ?」

「あ…いや、すいません」

「しゃあねぇなぁ。とりあえず座れるところに行くか?」

北村は小さな声で「はい…」と呟き、私と並んで歩きだした。まだ北村は緊張が解けていないようだった。
私と北村は、すぐ近くにある四人は座れるベンチに腰を掛けた。
さてどうしたものかと話題になりそうな事を考えていたら、

「…ははは。すいません、突然こっちに来ちゃって」

私よりも先に北村が話を振ってきた事には驚いた。

「私に謝る事は無いよ。私のダチがやりやがっただけだからよ。しっかし、あいつは何でこんなことを…」

「…招待の事ですか?高須が俺にそのことを聞いたので詳しくは知りませんが、この計画をしたのは二週間ぐらい前だそうですよ?」

二週間前?それってあの話をマリーに話した時期じゃないか?…マリー、あいつ何を考えてやがるんだ?
私が考え事をしていると、突然北村が顔を近づけてきた。さっきまで硬直していた顔が真剣な表情に変わり、目の色が力強く変わった。

「すいません、今の話途中で切らせていただきます。…話があります」

胸の奥が変な感じがした。何か、奇妙で柔らかいものが通り過ぎるようで気持ち悪かった。
――緊張しているのか、私?

「選挙の時は…申し訳ありませんでした!!」

やまびこが返ってきそうなくらいの声で叫び、座ったまま深々と礼をした。
周りの客が何事かと丸い目で私たちを観ている。そんなことはどうでもいいように、今度は私が硬直して動けなくなった。

「会長が、…いや先輩がアメリカで自分の夢を叶えるために留学することを決めたのに、俺の気持ち云々でその夢を迷わせしまって……本当に、申し訳ありませんでした」

「…もういい、もういいよ。北村。お前が言いたい事は分かった。あの時は仕方なかったんだ」

――違う。私が言わなくちゃいけない、言わなければならないことはこんな逃避することじゃあ駄目なんだ。じゃあ、何を?何を言えばいいんだ?

「先輩…はは、そうですね。いつまでも気にしてるのも気分が滅入りますね。いつまでもここにいるのもあれなので、乗物にでも乗りませんか?」

――違う…そうじゃないんだ、北村。私が言いたいのは、私がしたいのはそんなことじゃないんだ。私は……私が言いたいのは…

「それじゃあ、まずはあそこのメリーゴーランドーへ…」

「北村!!!」

私は無我夢中で北村を叫んだ。ここで話題が断たれるのは何が何でも避けなければいけない。そうでもしなければ、こいつといる機会はほぼないと思ったからだ。

「まだ話は終わっちゃいねぇ。てめえは、北村は、私の事をどう思っているんだ?」

「え? えっと…先輩の…」

「私の事をどう思っているのかを聞いているんだ」

少し戸惑いの表情をしたが、意を決したように口を開いた。

「………好きでした」

「声が小せぇ!もっとはっきり言いやがれ!!」

「貴女が……貴女が大好きでした!!! 初めて出逢ったあの時から、貴女の事が忘れられません! 今この時だってこの気持ちは全く変わっていません!」

目に溜めこんだ涙を流すまいと必死に叫び続ける北村。

「そうか……じゃあお前は、」

「俺の気持ちは言いました! 次は先輩…いやすみれさん! 貴女は俺の事をどうお思いですか!?」

「!?」

まさか私がふった話をそのまま北村にふられるとは想定外だった。
私は思わず北村から目を伏せてしまった。それを北村はあろうことか、私の腕をつかみ鼻と鼻がぶつかる位に顔を近づけてきた。
絶対にここで離しはしない。北村の目が強く望んでいるように見えた。
顔に火照りに似た熱さが私を襲う。さらに羞恥心が私に追討ちをかける。

「選挙の時に聞き損ねたことをもう一度聞きます! 望みは…ゼロですか!? 俺と貴女との間には本当に特別な縁などなかったのでしょうか!?」

――そんな目で迫らないでくれ……今迫られると…迫られると…

「馬鹿野郎…言わなきゃ分かんねぇのかよ……決まってるじゃねぇか…いつも、どんな時も、私のそばから離れない、馬鹿みたいに私についてきやがる…そんな心の支えになっている奴が……嫌いになるわけねぇだろ!? …選挙の前日にいったはずだ。私はいつもお前を見ているぞ、と。お前はそんなことも分からないどうしようもない大馬鹿野郎だったのかよ!!?」

何でだろう、もっと大声で叫んでやりたいのにこんなに声が震えてやがるんだ…? 何でヒクヒク言ってやがる…?
……頬が冷てぇ…そうか、感情が昂っているは北村だけじゃないんだな。

「わかんねぇなら何度でも言ってやるよ……私は、お前の事が…………大好きだよ!!! 好きで好きで好きすぎて留学中も悩みまくったよ! でもこうするしかなかったってな!! じゃないとお前が……」

「お前が…色んな物を犠牲にしてしまう……私は夢に向かって何かを得て、お前は何かを失う…こんなことが許されるとでも思っているのか? それならば……自分の気持ちから逃避した方がお前にとっても良い選択肢だとそう思っていたよ。今まではな…」

「それはどういう……」

こんな状況にもかかわらず、この時の私はどうしてだか知らないが頭の方はすっきりしていた。自分でもこんなことを思いついた事に驚いている。

「お前は私の事を好きだと言った。そして私もお前の事が忘れなくて苦労している。しかし私は自分の夢は諦める事が出来ないし、お前には迷惑をかけたくない…だったらどうすればいいと思う?」

「迷惑だなんて…文通ですか?」

「本当にお前は馬鹿野郎だな、少しは考えろよ。…お前は辛抱強いほうか?」

「…まあ、部活もやってましたので多少は…」

「ならできるな。……私は、将来エンジニアになったときに日本の有名な学者を呼ぶように要請する。…考古学を専門にしている専門家にな」

「!!…もしかして!?」

簡単なことだった。要は北村が私のために自分を犠牲にするのが嫌なら、北村が自分自身の夢を目指すために犠牲になってくれればいい事。かなり時を必要とするが、つまりそれだけなのだ。肩が並ぶまで北村を待てば良いだけだったのだ。
…何故、こんな簡単な事に気がつかなかったのだろうか?

「あぁ。将来、共に仕事ができるように仕組むんだよ。…まさかできないなんて言わないだろうな? インディ・ジョーンズを目指すんだろ? これくらいどうってこたぁないよなぁ?」

「も、もちろん! 必ずなってみせます!インディ・ジョーンズを…いやそれすらも超える学者に!」

「その意気だ、北村。私はずっとお前の事を見ているからな。…だから、お前も私だけを見ろ。何年、何十年経っても私は待ち続ける。お前を待ち続ける」

「…はい!」

私と北村は顔をびっしょりと濡らしながらも満面の笑顔で叫びあった。周りが驚いている奴がいたり、ひそひそしている奴もいるが、そんなのはもはやどうでもよかった。


ようやく、心の片隅にあったもやもやが消えてなくなったのだから。


補足だが、マリーに連れられた高須と逢坂はあの後ジェットコースターやお化け屋敷、バンジージャンプなどで楽しんだそうだ。何故か絶叫系が多かったのは、逢坂がどうしても乗りたいと他のアトラクションそっちのけで乗り回していたかららしい。それで逢坂本人はケロッとしてやがるのに対して、マリーと高須は気分が悪くなってリタイヤしたそうだ。
ざまぁみろ、私に隠し事をするから罰が当たったんだよ。高須に至っては可哀相ではあるがな。

後日、マリーに遊園地の件について優しく尋問してやったら、案の定用意してあったレターセットで高須達とやりとりをしていたらしい。その内容というのは私と仲の良かった奴らにしばらく会っていないからこれから新しい遊園地ができし観光がてらにアメリカに旅行しに来ないか? ということだ。本当は生徒会のメンバーも行くはずだったが、急用があり行けなくなったらしい。のちに主催者の意図を読み、空気を読んでの参加拒否だったことはここだけの話だ。…誰の考えと言われれば、間違いなくそんなことを言う奴らは私の妹と不幸体質の庶務以外だと断言していいだろう。この二人は特に空気を読まない、いや読めないことで知られているからな。
つまり主催者は、マリーは私と北村をくっつける事が目的だったのだ。ただ、本来なら私を驚かせるためにサプライズ的に登場させようと、待ち合わせ場所をあらかじめ決めといて高須達にも伝達をしていたらしいのだが、バスが予想以上に遅延してしまったことと逢坂が食べ歩きを目的に勝手にその場から離れてしまい、結果的に高須達も逢坂を追うために移動してしまった事が予想外だったとか。

「もう…それさえなければ上手くいってたのに」

てめえ…この期に及んで。つーかそうでなくても私に失言を漏らしてバレてただろうが。お前ほどじゃないが、私も館が良いと留学前はよく言われてたんだよ。
…そんなことはいいからよ、お前は私に何か言わなきゃいけないことがあるんじゃねぇのか?

「うぅ…ごめん。別に悪気があってやったわけじゃないのよ。やっぱり、すみれの力になりたくて。パパに今回の事を言ったら快く了承してくれて」

いやだから前に、お前に話した件で一件落着したじゃないか。あれ以来、勉強が身に入らない事ということもなくなったしな。

「…そんなことないよ。確かにその時よりは変わったと思う。…でも、それでもなんか浮かない顔だった。無理に今までの自分を作っているようだったよ」

「……」

――こいつ…まさかとは思うが、私のもやもやしたものをかんじとっていたのか?

だとしたら、やはりこいつ…。
うむ、これからはこいつにだけは嘘をつかないようにしよう。蛇と酒の次に注意しなければならない人物だという事が良くわかったわ。

…まあ、確かにこいつの言うとおりだし、またもや助けられたようなものだからな。むしろ好意に受け止めておくよ。
ありがとな。

「まあお礼されるものでも…。そういえば、彼、北村君とはその後どうなったの?」

「私とあいつとか? 別に大したことはやってないんだけどな」

その通り、私と北村はその後観覧車に乗ったり、ベンチでアイスクリームを食べたりごく普通楽しんだ。ただ、あの時、私と逢坂が決闘をした時からこいつの顔を見ると安心してしまう。こういう関係だとよくドキドキしたり顔や体中が熱くなるとよくいうが、そんなのとは断じて違うと言ってもいい。何故こんな気持ちになるのかはもうわかってんだけどな。



――だって、いつもてめぇは、私の傍にいたからな――



ここまで日記に記して、私は床に就く。
皆で集まった時の記念写真を眺めながら想う。
北村との約束を守るように、夢を、未来を繋ぐようにと。

終わ…り?

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